男性としての機能を失った老人達が薬で眠らされている娘と共に一夜を過ごす宿に、まだ男性としての機能は失っていない江口老人が訪れる。
老人は6人の少女と共に眠るが、それぞれの少女の特徴がうまく書き分けられていると感じた。
美しい少女、娼婦的な少女、まだあどけない少女など…
老人は決して少女に手を出してはいけないという制約があるが、その制約があるからこそかえって官能的で、神秘的であった。
また、老人が共に一夜を過ごした少女で、一人だけわきががあり、肌が油っぽいと多少醜く?描かれていた少女が死に、その少女をどう始末したのかも気になった。
…ある意味、死体のような少女を愛する、少し歪んだ性愛を書いているように感じた。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年7月15日
- 読了日 : 2014年7月15日
- 本棚登録日 : 2014年7月15日
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