14世紀のドイツを舞台にした歴史小説だけど、そこは小川一水、しっかりとSFです。
中世ヨーロッパにおける理不尽な成り行きや閉塞感。そんな中で逆境をはねのけつつ町を作っていく人々を描いた作品。物語の土台となっている星間生物であるレーズの存在が、ともすればご都合主義的に見えてしまうところあるけれど、それも含めてSFとして成り立ってると思う。この町の未来をもっと見てみたい気持ちになりました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
SF
- 感想投稿日 : 2011年6月11日
- 読了日 : 2011年6月11日
- 本棚登録日 : 2011年5月24日
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