風の邦、星の渚 下―レーズスフェント興亡記 (角川春樹事務所 ハルキ文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所 (2011年5月15日発売)
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本棚登録 : 170
感想 : 15
5

14世紀のドイツを舞台にした歴史小説だけど、そこは小川一水、しっかりとSFです。
中世ヨーロッパにおける理不尽な成り行きや閉塞感。そんな中で逆境をはねのけつつ町を作っていく人々を描いた作品。物語の土台となっている星間生物であるレーズの存在が、ともすればご都合主義的に見えてしまうところあるけれど、それも含めてSFとして成り立ってると思う。この町の未来をもっと見てみたい気持ちになりました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF
感想投稿日 : 2011年6月11日
読了日 : 2011年6月11日
本棚登録日 : 2011年5月24日

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