先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!: 鳥取環境大学の森の人間動物行動学

著者 :
  • 築地書館 (2007年3月1日発売)
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本棚登録 : 672
感想 : 134
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このシリーズは図書館で見かけるたびに続編が登場していて、数えてみたら2023年1月時点で18冊もあった。
著者の小林朋道さんは岡山生まれだし、1冊読んでみるかという気分になった。
どこから読んでもいいのだろうが、できれば順番にということで2007年の第1弾から。

タイトルからも分かるように、くだけた内容で読みやすい。
ちょくちょく出てくる太字の部分がほど良いアクセントになっていて飽きさせない工夫も施してある。

鳥取環境大学って知らなかったけど、すぐそばにテンとかアナグマとか沢山の生き物がいて何だか楽しそうだ。
でも、ヘビはいやだな。
国立科学博物館の附属自然教育園が港区白金台にあるが、そこでヘビに遭遇してかなりビビった思い出がある。

岡山のある山の中腹にあるニホンザルの餌場の話題が出てきた。
おそらく神庭の滝に至る山道脇のことだろう。
コロナ禍前に行ったのだが、あまりにも平然と人の近くに寄って来るので怖かった。
今年は大雪に見舞われているので、サルたちどうしているのか心配になる。

ヘビやニホンザルその他野生の生き物は、ペットのイヌやネコとは違い行動が読めない。
動物行動学の研究は楽しそうだが、実際に調査・観察に行くのは無理そうだ。
野生の動物と対峙するとビビりまくる自分がいる。

このシリーズは面白そうだ。読みたい本が17冊増えてしまった。
鳥取環境大学に入学して研究・観察する疑似体験だと思って読もう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: *小林朋道
感想投稿日 : 2023年1月25日
読了日 : 2023年1月25日
本棚登録日 : 2023年1月19日

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コメント 1件

Kazuさんのコメント
2023/01/25

順番を間違えないための覚え

・01 2007年03月 先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!
・02 2008年10月 先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!
・03 2009年07月 先生、子リスたちがイタチを攻撃しています!
・04 2010年04月 先生、カエルが脱皮してその皮を食べています!
・05 2011年04月 先生、キジがヤギに縄張り宣言しています!
・06 2012年03月 先生、モモンガの風呂に入ってください!
・07 2013年05月 先生、大型野獣がキャンパスに侵入しました!
・08 2014年05月 先生、ワラジムシが取っ組みあいのケンカをしています!
・09 2015年06月 先生、洞窟でコウモリとアナグマが同居しています!
・10 2016年05月 先生、イソギンチャクが腹痛を起こしています!
・11 2017年05月 先生、犬にサンショウウオの捜索を頼むのですか!
・12 2018年05月 先生、オサムシが研究室を掃除しています!
・13 2018年09月 先生、脳のなかで自然が叫んでいます! (番外編)
・14 2019年04月 先生、アオダイショウがモモンガ家族に迫っています!
・15 2020年04月 先生、大蛇が図書館をうろついています!
・16 2021年04月 先生、頭突き中のヤギが尻尾で笑っています!
・17 2022年02月 先生、モモンガがお尻でフクロウを脅しています?
・18 2023年01月 先生、ヒキガエルが目移りしてダンゴムシを食べられません!

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