この作者の「パラサイト・イブ」を読んだのはもうずいぶんの昔のことでこまない内容は忘れていたが、面白かったことだけは覚えていた。その作者の第二作目というので、古本屋で見つけたときに購入した。脳神経学者が田舎の村の研究所に赴任してくるところから物語が始まる。オカルト的な雰囲気が漂うが、脳神経の立場からの科学的な解説や説明がなされてゆく。その細かさには驚かされる。説明のすべてがすべてをうのみにしてはいけないのかもしれないが、少なくともリアリティはすごくある。ここまでのリアリティが本当に小説に必要だろうかとも思ってしまう。でも物語には引き込まれる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
SF
- 感想投稿日 : 2022年10月7日
- 読了日 : 2022年10月2日
- 本棚登録日 : 2022年10月7日
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