青春の門(第二部)自立篇(講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1989年12月15日発売)
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本棚登録 : 370
感想 : 26

やはり主人公の勝ち組っぷりがどうにもすっきりしない。もてる男というだけで、若いときは勝利者なのだろう。加えて、大学にはいって本当にやりたいことを見つけたいって、五木寛之が原点なの?と思ってしまった。大学に入るも授業もろくに受けず、かといって働いている様子の描写もない。学費をどうやって稼いでいたのか、自立編というタイトルがちと疑問。調子よくいろいろな人に出会い、幼馴染の女があとを追って上京してきて、おまけに同郷の恋心を抱いた元先生にまで遭遇する調子よさ。小説の主人公は、作者から愛されているのだなと。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2015年3月28日
読了日 : 2015年3月28日
本棚登録日 : 2015年3月28日

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