やはり主人公の勝ち組っぷりがどうにもすっきりしない。もてる男というだけで、若いときは勝利者なのだろう。加えて、大学にはいって本当にやりたいことを見つけたいって、五木寛之が原点なの?と思ってしまった。大学に入るも授業もろくに受けず、かといって働いている様子の描写もない。学費をどうやって稼いでいたのか、自立編というタイトルがちと疑問。調子よくいろいろな人に出会い、幼馴染の女があとを追って上京してきて、おまけに同郷の恋心を抱いた元先生にまで遭遇する調子よさ。小説の主人公は、作者から愛されているのだなと。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2015年3月28日
- 読了日 : 2015年3月28日
- 本棚登録日 : 2015年3月28日
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