村田エフェンディ滞土録 (角川文庫 な 48-1)

著者 :
  • 角川書店 (2007年5月25日発売)
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本棚登録 : 3624
感想 : 442
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梨木さんの本はどれも、最後に心のシーツに重しをストンと落とされたような気持ちになる。

読み方によっては、青春小説、ファンタジー、色んな捉え方ができる。曖昧なカテゴリーって意味では幻想小説かな?

村田君の夢の中で争う動物は、それぞれの国の『神』、言いかえれば『文化』がシンボライズされたもので、「滑稽だけどそれが歴史なんだなぁ」って興味深くもある。

読んだ後、博物館に行きたくなるような作品。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 和書
感想投稿日 : 2012年3月22日
読了日 : 2012年3月18日
本棚登録日 : 2012年3月22日

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