梨木さんの本はどれも、最後に心のシーツに重しをストンと落とされたような気持ちになる。
読み方によっては、青春小説、ファンタジー、色んな捉え方ができる。曖昧なカテゴリーって意味では幻想小説かな?
村田君の夢の中で争う動物は、それぞれの国の『神』、言いかえれば『文化』がシンボライズされたもので、「滑稽だけどそれが歴史なんだなぁ」って興味深くもある。
読んだ後、博物館に行きたくなるような作品。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
和書
- 感想投稿日 : 2012年3月22日
- 読了日 : 2012年3月18日
- 本棚登録日 : 2012年3月22日
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