夏の終わりのト短調 (白泉社文庫)

著者 :
  • 白泉社 (1995年6月1日発売)
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本棚登録 : 433
感想 : 29

『綿の国星』がよかったので、他のも読む。短編集です。

まず思うのは、絵が好き! ということ! 特に女の子がかわいい! 雰囲気もかわいくて好き!
でも、かわいいだけにとどまらない、何かがあるような…。

「たそがれは逢魔の時間」(このタイトル好き)は、中年の既婚男性が美少女に翻弄される話。冬の黄昏時っていいよね~と思いながら読んで、最後に謎の後味が残る…。邪夢(この名前も好き)が印象的。

「赤すいか黄すいか」は生理が重い女の子の話。…と書くと身も蓋もない感じだけど(上に書いた「たそがれ~」のあらすじも身も蓋もないな)、「大人」になることのモヤモヤは共感できて、この短編集の中にあっては「わかりやすい」とも思った話だった。
瀬戸内くんがいい人で好きです。

「あまのかぐやま」の先生もいい人だった。そしてラストが予想外…。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2023年9月20日
読了日 : 2023年9月20日
本棚登録日 : 2023年9月20日

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