ひっそりと暮らすアル中のバーテンダーがウイスキーを嘗める穏やかな昼下がりの爆弾テロ。
徐々に浮かび上がる因果の壮絶さにガツンと殴られたような衝撃。
ある時代を生きていた人達のシリアスな精神は今の自分には馴染みがなさすぎて、触れるたび指が強張るような。
人生の真ん中にはっきりとあの出来事がある人達。
どんな時間を生きていたのだろう。想像もできん。
主人公の語り口がひたすら魅力的で、関係者たちが軒並み目を惹いて、ドラマの中に飛び込んでいるようなワクワク感。素敵だ。
ツマミは(一切手抜きのない)ホットドッグ一種類のみというBAR、めっちゃ行ってみたい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年2月19日
- 読了日 : 2022年2月19日
- 本棚登録日 : 2022年2月19日
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