あちこちでとても評判いいドイツの警察小説シリーズ。なので期待して読んでみることに。
コンビを組むオリヴァー刑事とピア刑事のそれぞれの私生活だとか、警察組織のなかでの軋轢とかあれやこれやとか、そういう部分がおもしろくテンポもよく暗くなく描かれていて、謎解き部分はナチスがかかわるドイツの歴史に関連して重厚で、一族の問題がゴシック風で、とバランスよさそうで、最初は、おもしろい!と興奮ぎみなほどだったんだけど……。
一気に読まなかったのがいけないのかもしれないけど、だんだん、謎解き部分の、一族の人間関係がごっちゃになっていき、人の名前が混乱してきて、集中力が切れていき……。(人名が、苗字で出てきたり名前で出てきたりすると混乱する、と思うのは勝手ないいぶん?)とにかく、一気に読むべきだったのかも。
結局、こういうミステリだったら、デボラ・クロンビーの警視シリーズのほうがおもしろい、と思ってしまった。まあ単にシリーズで読みなれているからなんだろうけど。この作品もシリーズものなので読んでいけばだんだんおもしろくなるのかも。次作を読むか迷うわ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年8月5日
- 読了日 : 2013年8月4日
- 本棚登録日 : 2013年8月5日
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