著者は、藤原氏は百済王家の末裔で、政敵を次々と暗殺するなど手段を選ばずに権力を欲しいままにしたため、多の貴族のみならず天皇家からもおそれ嫌われていた、と見る。藤原氏によって臣籍降下させられ地方に追いやられて力をつけた源氏や平氏も、打倒藤原氏であって、先祖である天皇家は敬うべき存在であったため、天皇に取って代わろうとまでは思わなかったとか。藤原氏に対する秦氏の怨念なども描かれている。いずれも通説ではないようだが、意外と真実を言い当てているのかも。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本史
- 感想投稿日 : 2013年10月1日
- 読了日 : 2013年9月30日
- 本棚登録日 : 2013年9月28日
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