世界の中心で愛を叫んだけもの (ハヤカワ文庫 SF エ 4-1)

  • 早川書房 (1979年1月1日発売)
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「世界の中心で愛を叫んだけもの」「101号線の決闘」「不死鳥」「眠れ、安らかに」「サンタ・クロース対スパイダー」「鈍いナイフで」「ピトル・ポーウォブ課」「名前のない土地」「雪よりも白く」「星ぼしへの脱出」「聞いていますか?」「満員御礼」「殺戮すべき多くの世界」「ガラスの小鬼が砕けるように」「少年と犬」の15篇収録。1950年代~1960年代の作品。

暴力的で退廃的な話、世界観が見えずわけの分からないまま終わる話など、ハチャメチャ作品が多い中で、「101号線の決闘」「星ぼしへの脱出」「聞いていますか?」の4篇は面白かったな。

「101号線の決闘」
武装した車同士の決闘が公認される世界で暴走するおっさん。年寄りの冷や水。

「星ぼしへの脱出」
異星人から逃れ地球へと脱出を試みるレジスタンスは、時間稼ぎのため、ヤク中の男の腹に時限爆弾を仕込んで星に残した。

「聞いていますか?」
誰からも認知されなくなった、孤独な男の話。

「満員御礼」
ニューヨーク上空に突如現れた宇宙船。異星人達は、夜な夜な感動を呼ぶ素晴らしいパフォーマンスを披露した。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF・ファンタジー
感想投稿日 : 2023年10月15日
読了日 : 2023年10月15日
本棚登録日 : 2023年10月15日

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