ここまでは、少女エリンの物語だったけど、いきなりお母さんになっていて、びっくり。
あとがきを読んで、あぁ、そういうことだったのか、と思う。
この巻は、エリンとその夫になったイアルが、苦しい決断をするまでの物語。
多くの人、いくつかの国がせめぎあう世界で、悩み惑いながら自分の道を探す人たちの物語だけど、とりわけエリンの歩む道は厳しい。だからこそ、この巻は、半身のようにエリンを見守り愛するイアルの独白で始まるのだろうか。
描かれなかった時間が、暖かくやさしいものであったことを感じる。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年9月13日
- 読了日 : 2019年9月13日
- 本棚登録日 : 2019年9月13日
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