若い頃、真似てみたいと思っていたお一人です。
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「名翻訳家のこの10年の「老い」と折り合う日々
望みはなるべくささやかなほうがいい
町を歩き、本と親しみ、コーヒーを味わう。
81歳……老いとつき合う日々を綴った最新エッセイ集。
(本文より)昔は読んでもわからなかった小説を再読して感激したり、懇意の寿司屋が鎌倉や逗子の沖でたまに獲れる白あじを出してくれたり、街なかで絶世の美女を見かけたりすると、長生きはするものだと思う。こうして、私は長生きはするものだと、年はとりたくないものだとの間をうろうろしている。
年に一つ、小さな仕事ができればいい。小さければ小さいほど、その小さなことをやるのに肩肘張らなくていいし、髭も気持ちよく剃れる(本文より)
男が歳を重ねることのひとつのお手本となるしみしみじした文章。常盤さんの境地は、年配の方々の共感をよぶものと思います。」
読書状況:読みたい
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カテゴリ:
エッセイ・随筆
- 感想投稿日 : 2012年10月24日
- 本棚登録日 : 2012年10月24日
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