筆者が鎌倉女学院高校で行なった特別授業での講義をまとめた本です。
特に「教科書は平均値にすぎない」という話と、一次史料と二次史料の話が興味深かったです。
確かに、税の制度は明治に入るまで日本全国全然違うやり方で徴収していたはずですが、教科書ではそこまで学びません。
また、一次史料と二次史料では一次史料が信憑性が高いとされていましたが一概には言えないということ、そして古文書以外のあらゆるものが史料になりえるという話もおもしろかった。
高校生向きの話にはなっていましたが、内容的には史学科に入ったばかりの学生さんに聞かせるべき話だろうなと思います。
そしてやっぱり磯田さんの話は分かりやすいなと♪
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2021年3月20日
- 読了日 : 2021年3月20日
- 本棚登録日 : 2021年3月20日
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