高く孤独な道を行け (創元推理文庫 M ウ 7-3)

  • 東京創元社 (1999年6月1日発売)
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本棚登録 : 335
感想 : 38
3

ニールは大人になりました。

前二作は、若者の迷いゆえ読んでいて危なっかしいほど揺れていた。
今回は任務遂行に揺るぎない信念があり、ハラハラドキドキの種類もバイオレンス的で大きなスケール感。
キャスト総動員での派手な立ち回り、地雷や駆け巡る馬の群れ、人里離れた怪しげな集団の基地など、まるで、二十世紀の「007」…そうだった、同じ時代に作られた小説でした…。
今回更に、前二作では叶わなかった恋にラストでは変化も…。まるで最終回?

どちらかと言うと、前の方が好きかな。

迷い多き青年ニールよ、そんなに急いで大人になって、どうする…。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外ミステリー小説
感想投稿日 : 2020年11月14日
読了日 : 2020年11月14日
本棚登録日 : 2020年2月27日

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