これは本当にためになった。
依存労働とかケアとセラピーの違いとか。
ケアをする人にも、ケアをする人こそケアしてくれる人が必要だとか。
専門的な内容も挿まれつつも、物語になっているのでとても読みやすいです。
どうしてこんなに、一人で頭の中でぐるぐる自分を責めているのかとか、はたから見ると「なんでだろう」と思うことも、「自我境界」という言葉で表してくれたり。
2つの幕間口上や、本終盤の「ケアを困難にさせる真犯人」についてもいろいろ納得させられる。
身近な人がメンタル落ち込んでいて、それを突然側でケアしなくてはならなくなった人、ずっとケアをして疲れている人にも読んでほしい本です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
心理系
- 感想投稿日 : 2023年9月7日
- 読了日 : 2022年9月5日
- 本棚登録日 : 2023年9月5日
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