特捜部Q ―キジ殺し― 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫 エ 7-2)

  • 早川書房 (2013年4月5日発売)
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本棚登録 : 605
感想 : 77
3

映画を先に鑑賞。

出てくる女性が皆美しい被害者に見えた映画と比べて、小説では女性登場人物が遥かにやっかいでしたたかで性格が悪い。逆にアサドは映画の方が扱いが良く、カールと対等の立場のように見える。
映像化の際にそういう改変が入るのはどこの国も同じという事か。
もしかしたら作者は女性と移民があまり好きではないのかもしれないと読んでて感じるレベル。

映画を先に見たため少し違和感や不満はあるものの、それでも丁寧に描写された話が面白いことに変わりはない。
他の小説なら端折られてるようなくどく細かい場面描写が多いので、カールや事件に感情移入せざるを得ない。
情報を多く与えられる事によって読者も事件と捜査に巻き込まれてる感じ。
正直長い。はよ先進んでくれと思う。でもしっかり読んでしまう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年10月18日
読了日 : 2020年10月18日
本棚登録日 : 2020年10月17日

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