鎌倉後期が舞台。小説としては退屈なスタート。僧尼が往生するあたりからおもしろくなった。今では、その辺に埋葬しつつ遊行することはできないし、こういう一団が街に現れたら、たちまち御用。平氏滅亡のころ、すでに念仏が広まっていた。そういうベースがあったからこそ、受け入れられたのだろう。それにしても死生観の違いに、想像が追いつかない。映像化したら、悲惨すぎてだれも観ない。
解説は玄侑宗久
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- 感想投稿日 : 2013年11月26日
- 本棚登録日 : 2013年11月25日
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