作家の谷村志穂さん、料理家の飛田和緒さんのお料理本です。お料理の苦手な谷村さんに飛田さんがイチからお料理を教える…というエッセイです。私もお料理が絶望的に苦手なので、非常に共感を覚えます(笑)。飛田さんのお料理はとても簡単で美味しいレシピなのですが、なかなか最初がストロングです。鉄のお鍋2つと、信頼の銘柄の包丁を谷村さんに揃えさせ、おなべを赤くなるまで空焼きしてニスを落とし…本格的です。さすが料理人だ。そして初めてのメニューが玉子焼き。裏ワザ的テクニックもチラ見させて、とても美味しいお料理が次々と出来上がるさまは、まるで自分も料理の達人になったみたい(笑)。もちろん、読み物として楽しむのもオッケーです。副題は「おなかがすいたらじぶんでつくろう」なのですが、和洋中、エスニックなど、たくさんつくればパーティー料理にも十分使えるレシピです。かといってヘンにプロっぽいこともなく、お二人のどたばた、ちゃっちゃっとお料理を作るさまが結構ラブリーで好きなのでこの☆の数です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
物欲スパーク!
- 感想投稿日 : 2008年3月30日
- 読了日 : 2008年3月30日
- 本棚登録日 : 2008年3月30日
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