AIが本物のAIになるための必要な要素のひとつとして著者が考える、哲学を解説してある、と思ってたら大間違いだった。
哲学塾とあるものの、実際は心理学や生物学も含めた幅広い分野をAIに絡めつつ、AIに主観を持るためには何が必要なのかを認知を中心として解説していくように自分には読めた。
本書の素晴らしいと感じたところは、例えば、さりげなく
「意識」を「注意」と置き換えて考えてみます。
といって(理由をくどくど説明することなく)、よどみなく読み進められるところか。
唯一残念だったのは、巻末に読書ガイドがあるとてっきり思い込んでいたのが、めくってみたら講義のディスカッションの記録だったことくらいか。読書ガイド、実在すると思ってたのだけど。。。
勉強不足が身にしみた一冊でした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年3月27日
- 読了日 : 2019年3月27日
- 本棚登録日 : 2019年3月19日
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