人と動物、それぞれの思いが混然となり、温かい関わりの中で美しさを際立たせている。
しかし動物側の思いを語るのもまた人であるという点がミソなのだろう。
「祈りとは、じつに神によってつくられ神に還ってゆく何者かなのでしょう」p132
美しさとは、人とそれと関わる何かの間を廻ることで洗練されるものなのかもしれない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説(外国人作家)
- 感想投稿日 : 2023年7月24日
- 読了日 : 2023年7月24日
- 本棚登録日 : 2023年3月1日
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