ふたりの証拠

  • 早川書房 (2014年7月15日発売)
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本棚登録 : 185
感想 : 16
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『悪童日記』の続編。
双子のひとりクラウスは国境を越えて隣国へ、一方のリュカは「魔女」と呼ばれた祖母の家に残った。
本書は後者、リュカの物語だ。

読みながらときどき脳裏をよぎっていたのは、フランシス・ベイコンの、あの、存在そのものが叫び声をあげているような肖像画だ。
その叫びはあまりに深い場所から発せられているので、じっさいの叫びとなって声に出るまでには永遠の距離がある。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説・詩
感想投稿日 : 2021年6月13日
読了日 : 2021年6月13日
本棚登録日 : 2021年6月13日

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