特捜部Q第二弾!今回はもう最初から犯人は誰なのか判明していて(少なくと読者には)どうやってそれを立証していくかという形の捜査が進められていきます。コールドケースを扱う部署の話なので捜査過程の描写は地味めですが、犯人サイドの動きと双方を描写することで緊迫感を高めています。それにしても犯人グループの異常な嗜虐性と彼らが育った環境の「冷たさ」には慄然とするものが。猟奇的かつ哀しい主筋に対して、カールをめぐる家族や部下との関係、過去の事件など様々なサイドストーリーが良いスパイスとなり、また救いにもなっています。
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- 感想投稿日 : 2013年8月7日
- 読了日 : 2013年6月6日
- 本棚登録日 : 2013年6月6日
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