著者と同名の主人公である外資系保険会社サラリーマンと、その友人で引きこもりの鳥井の物語。シリーズ一作目。
二人の特異な関係性と、周りの登場人物の個性が面白い。
鳥井が回転の速い頭脳と勘で謎を解き明かすミステリーでありながら、人間同士の関係に胸が温かくなったり、在り方について考えさせられる人情話のようでもある。
「生きていく上での幸福は、誰かとわかちあう記憶の豊かさにあると僕は思う」
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年9月24日
- 読了日 : 2022年9月24日
- 本棚登録日 : 2022年9月23日
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