掟上今日子の備忘録

著者 :
  • 講談社 (2014年10月15日発売)
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本棚登録 : 4007
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読み終えて名前の秘密?を思い出した~隠楯厄介は25歳のフリーターで,研究所の下働きをしているが,周囲に何かとトラブルが持ち上がり,犯人と目されることが多いため,何人かの探偵と知り合いになっているが,その一人が掟上今日子という記憶が起きている内しか持たないという同年の女性だ。3D技術のデータのバックアップSDが紛失し,探しても出てこない。今日子は薬で眠らされそうになって,禁じ手を使うことにした。犯人はSDカードにさらにデータを書き込んだ上で,バックアップを消し,後でサルベージするつもりだったのだ。前に勤めていた出版社の編集者は今や人気コミック誌の編集長で,売れっ子の漫画家から人質に取られた百万円の束の代わりに1億円を払おうとしている。百万円のそれぞれの番号を彼女は各種パスワードとして使っていたのだ。推理作家はすんなり原稿を渡してくれない。原稿を隠して編集者に探させるのだが,原稿は隠しヒントも中途半端に残して作家は心不全で亡くなってしまった。
今日子はないものを探せ・120分というヒントでAVルームのカセットテープにデジタルデータが残されていると見破る。この作家の死を不審に思った編集者が遺稿から推理するように厄介を通じて今日子に依頼するが,今日子はすべての著作を読まないといけないと主張し,100時間を超える不眠の読書が始まるが…~なかなか粋な終わり方を持ってきたじゃないか! 感心! この程度なら大人も読めるね

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年12月12日
読了日 : 2014年12月12日
本棚登録日 : 2014年12月12日

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