そして二人だけになった―Until Death Do Us Part (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2002年11月28日発売)
3.50
  • (192)
  • (371)
  • (695)
  • (52)
  • (17)
本棚登録 : 3050
感想 : 308
3

ふ~ん、そうなの~盲目の天才物理学者・勅使河原潤にそっくりな腹違いの僕は勅使河原財閥が造ったA海峡大橋のケーブルを地上に繋ぎ止めるアンカレイジの中に造られたシェルター《バルブ》で実証実験に取り組んだ。美貌のアシスタント・森島有佳と4人の協力者は吊り橋作りの協力者でもあった。最初の晩に物理学者が殺され、何者かによる破壊活動とコンピュータの誤作動で外界から完全に隔離され、二日目に建築家が殺害された。三日目の朝には環境工学の専門家が死体で発見される。最後に女医も殺害される。二人で緊急時のための爆弾を使用して、大量の水を浴びながら脱出したところ、大橋自体が崩壊を始める~A海峡大橋のアンカレイジの両岸で爆破されたってね。Aは明石で、H県のHは兵庫でしょ。コンクリートは固まるときの水和反応で発熱し、完全な断熱状態だと摂氏80度になり水和熱が抜けるのに90年掛かる、んだって!(これは森先生の専門分野だ)<直下型地震の所為で、二人には異母弟も双子の妹もいなくて、父親が同じなんだって!そして、誰も森島有佳を認識していなくって、潤の別人格だというわけ!>

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年3月6日
読了日 : 2019年3月6日
本棚登録日 : 2019年3月6日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする