猫町 (立東舎 乙女の本棚)

  • 立東舎 (2016年11月25日発売)
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本棚登録 : 465
感想 : 43
4

萩原朔太郎 × しきみさんコラボ作品
「猫町」読みました。

東京から北越の温泉に出かけた詩人である「私」がこの物語の主人公。
温泉場からひとり山道を歩き迷いながらも麓に到着するとそこに「繁華な美しい町」を発見した。
こんなに辺鄙(へんぴ)な山の中に…と容易に信じられない思いを持ち、美しい町の為に緊張感を感じて徐々に不安な気持ちになっていく「私」。
すると通りの真ん中を走る黒いものの姿が。
それがその町の全体の調和を破った………と思ったとたん、

猫、猫、猫、猫、猫、猫!

どこを見ても猫ばかりだった…。
猫の大集団、猫ばかり住んでる町……??
というストーリー。

なんとも、なんとも不思議な物語でした。

実は私、この主人公と同じように…。
方向音痴なのですよね。
読んでいてちょっと親近感を覚えました。
私は、はじめて行く道や場所は、緊張します。
行く道と帰り道は逆の景色になって、たったそれだけのことで東西南北、右と左が分かりにくくなって焦るという経験が、あります…(笑)
あと、はじめて行った場所なのに、以前来たことがあるような感覚や、懐かしい感覚などの不思議な気持ちもなったことがあり、この本は興味深く読めました。
大きなストーリー展開はないので、作品として難しいように思うのですが、詩人ならではの描写力で、不思議な世界に入り込ませてしまう力は流石だと感じました。

「世界の中心で愛を叫ぶ」の主人公の名前は
朔太郎。
たしか…萩原朔太郎からとった……、
というのを思い出しました!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年8月4日
読了日 : 2023年7月31日
本棚登録日 : 2023年7月31日

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コメント 6件

なおなおさんのコメント
2023/08/04

チーニャさん、方向音痴さんなんですね^^;
知り合いに同じような方がいます。地下鉄降りてからの地上出口もよく分からないとか。
適当に地上に出てみて、行きたい所に出られなかったらそこでもう諦めるとか^^;もったいない。
初めて行った場所なのに来たことがある感覚や懐かしい感覚というのは経験あります。
あれ?ここは初めてなのに知ってるとか、夢に出てきたかも…とか。こういう不思議な感覚は嫌いではないです。

チーニャ、ピーナッツが好きさんのコメント
2023/08/04

なおなおさん、遅い時間にゴメンナサイ。
通信障害でなかなか、コメント送れなくて、今。四回目〰️
田舎なので普段は全て、車移動なので、日常生活には、困らないのですけどね〜(笑)

チーニャ、ピーナッツが好きさんのコメント
2023/08/05

車はカーナビもありますから楽ちんです。
ただ、普段乗らない電車で、ちょっと、遠くの知らないところに一人で行くとなると…、緊張します〜(笑)ぶつ切りコメント(笑)

かなさんのコメント
2023/08/05

チーニャさん、こんな時間になっちゃった(汗)
さっきまで、PCを占領されていて、
しかも私もうとうと…してしまって!

「猫町」いいですよねぇ~♪
私も、「猫町」になら迷い込みたい!!
私も、方向音痴なんですよねぇ…
よく迷います(^-^;
田舎で車移動は私も同じ、
普段いかない場所にナビを使っていくなんてときでさえも
迷ってしまって、家族に呆れられるなんてこと、
よくあったりします(;・∀・)

チーニャ、ピーナッツが好きさんのコメント
2023/08/05

なおなおさん、おはようございます(*^^*)
いろんなイベントや最先端のお店等どこへでも行けるなおなおさんが羨ましいです。方向音痴じゃあ無いって凄く良いですね〜!!
あと、はじめて行った場所に来たことある感覚って皆あるんでしょうかね…不思議な気持ちになりますよね〜✧
コメントありがとうございました( ⌯'֊'⌯) ও⸒⸒

チーニャ、ピーナッツが好きさんのコメント
2023/08/05

かなさん、おはようございます(*^^*)
かなさんも方向音痴仲間ということを教えていただき、ありがとうございます。ちょっとホッとしましたよ。
救われるのは歩きじゃない車だと、少し位迷っても疲れないし焦らなくてすむところですね…
(*^^)v(笑)
コメントありがとうございました
( ⌯'֊'⌯) ও⸒⸒

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