竜馬がゆく (6) (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋 (1975年8月25日発売)
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佐幕の権化・小栗上野介登場。しかし、徳川慶喜が彼の作戦を実行しなかったがために、一挙に討幕へと崩れ落ちた。竜馬の「長州が可哀そうではないか」の一言で薩長同盟が成就したくだりは、本巻の山場であろう。薩長同盟成った後、寺田屋事件で負傷した竜馬とおりょうの、日本初と言われる、新婚旅行が興味深い。竜馬夫妻が湯治をしたという塩浸温泉は、著者が訪れた当時は地元のタクシー運転手も知らぬ場所だったらしいが、この「竜馬がゆく」が世間に知られるようになった後に有名になったようだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 時代小説
感想投稿日 : 2020年1月17日
読了日 : 2020年1月17日
本棚登録日 : 2020年1月17日

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