佐野洋子対談集 人生のきほん

  • 講談社 (2011年2月4日発売)
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本棚登録 : 427
感想 : 78
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佐野洋子の対談集。本書の発行は2011年2月。佐野さんが亡くなられたのが2010年11月なので、佐野さんの死後の発行であり、人生の最晩年の対談。対談の相手は、西原理恵子とリリー・フランキー。佐野さんを含め、3人ともが武蔵野美術大学、いわゆる「むさび」のご出身。リリー・フランキーとの対談では、佐野さんはベッドでということだったようなので、体調も相当悪くなっていた時期だったのだろう。ただ、対談内容は、佐野さんの他の対談集と変わらず愉快なものであった。
西原理恵子は、デビュー作の「まあじゃんほうろうき」をたまたま愛読していた。とても面白い漫画だったし、何よりも作品中に出てくる本人が面白かった。その後の活躍はここで書く必要もないが、ご本人の知らなかった側面が佐野さんとの対談で現れており、それがとても興味深かった。
リリー・フランキーは「東京タワー」で一躍有名になった。正確には「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」という長い題名の本である。私はこの本を、とても面白かったと記憶しているのであるが、このたなぞうでは、登録していない。もしかしたら、映画で見ただけなのかもしれない。記憶はいいかげんなものだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年6月6日
読了日 : 2021年6月6日
本棚登録日 : 2021年6月5日

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