クリスマス・キャロル (集英社文庫 テ 6-1)

  • 集英社 (1991年11月20日発売)
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本棚登録 : 336
感想 : 35
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2023.1.18読了

クリスマスイブの夜、ケチで意地悪で嫌われ者のスクルージ爺さんの元に、共同経営者だったマーレイ爺さんの霊が現れ、これから3人の精霊が来るという。

精霊たちはそれぞれスクルージに、自身の過去、現在、未来を見せる。

そうして客観的に自分を見つめ直したスクルージ爺さんは、人生における大切なことを思い知り、文字通り生まれ変わったように行動を変えたから、幸福な人生を送ることができたとさ。
めでたしめでたし。

とっても説教臭い昔話のような物語。
でも結局この世界を生きていくのに大切なことは
時代を超えて変わってないんだよねってことを、この作品自体が残り続けることで証明している。

だって、180年前の1843年に書かれた作品なのに、価値観がこんなに複雑多様化してる今でも全然通用するお話なのだから。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 1️⃣文学
感想投稿日 : 2023年2月4日
読了日 : 2023年1月18日
本棚登録日 : 2020年12月4日

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