父親とふたりきりで森の中で暮らしていた超野生児の少年ムーンが、父親を亡くして森を出て、いろんな人と出会う話。すっごい面白かった! 物語が繰り広げられるフィールドが広いのがいい。ムーンは森の中で生きる術をすべて父親から伝授されたサバイバルのプロなのですが、ピュアっぷりがすごくて、ある意味箱入り息子なのかなと。父親が死に際に「アラスカへ行け」と遺言を残すのですが、警察にとっつかまって養護施設に入れられたり、そこで友だちができたり、脱走したり、森の中で暮らしたり、と冒険がぎゅっと詰め込まれています。ムーンの森での生活の知識がすごくて、リアルで面白かった。頼りがいのある子供だ。ムーンの孤独、友達や父親との絆。そして戦い。最後まであっという間に読めて、最後はほっとできる素敵なお話でした。満足。ムーンがぶちのめすって言うのが可愛い!
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年1月13日
- 読了日 : 2011年1月13日
- 本棚登録日 : 2011年1月13日
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