ウォッチメイカー 上 (文春文庫 テ 11-17)

  • 文藝春秋 (2010年11月10日発売)
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感想 : 101
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元ニューヨーク市警の天才科学捜査官が、警察に協力して連続殺人鬼を追う『リンカーン・ライム』シリーズ第7作。下巻まで読了。
どんでん返しに次ぐどんでん返しは、本シリーズの特徴でもあるけれど、今作はそれが特に顕著。下巻中盤で起きる雪崩のようなどんでん返しは、胃もたれしそうなほど過剰ながら、読んでいて快感を覚える。
今回の黒幕・ウォッチメイカーは、ライムが初めて取り逃がした犯人となったけれど、キャラクター造形は冷酷にして優美。ライムとよく似た部分も対照的な部分も併せ持っていて、対決は読み応えがあった。再登場が待ち遠しい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2023年3月8日
読了日 : 2023年3月8日
本棚登録日 : 2023年3月8日

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