しがみつかない生き方: 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書 か 1-3)

著者 :
  • 幻冬舎 (2009年7月1日発売)
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本棚登録 : 2495
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著者の香山リカさん。私と同年齢なので、同じ時代の空気を吸っている。それ故か、共感する部分が多い方である。

ウィキペディアでは、著者を次のように紹介している。

香山 リカ(かやま りか、1960年7月1日 - )は、日本の精神科医、立教大学現代心理学部映像身体学科教授。 神戸芸術工科大学大学院客員教授、甲子園大学心理学部客員教授。 臨床心理士、評論家、エッセイスト、リベラル活動家、ニューウェーブ雑誌『HEAVEN』編集長代理、 ピースボート水先案内人。 北海道小樽市出身。小樽ふれあい観光大使。
「香山リカ」はリカちゃん人形が由来の筆名 で、本名は非公開。黒縁眼鏡がトレード・マーク。ミュージシャンの中塚圭骸は実弟である。

この本の章立ては、

序章 ほしいのは「ふつうの幸せ」
第1章 恋愛にすべてを捧げない
第2章 自慢・自己PRをしない
第3章 すぐに白黒つけない
第4章 老・病・死で落ち込まない
第5章 すぐに水に流さない
第6章 仕事に夢をもとめない
第7章 子どもにしがみつかない
第8章 お金にしがみつかない
第9章 生まれた意味を問わない
第10章 “勝間和代”を目指さない

平凡で穏やかに暮らせる「ふつうの幸せ」こそ最大の幸福。実際には、その「ふつうの幸せ」を手に入れること、そして、それを維持することは難しかったりする。

でも、少しでも、「ふつうの幸せ」に近づくには、どうすれば良いのか?
この本は、その辺りを提案してくれています。

「ふつうの幸せ」を手に入れるには、「私が私が」という自慢競争をやめること。
お金、恋愛、子どもにしがみつかないこと。
物事の曖昧さ、ムダ、非効率を楽しむこと。
他人の弱さを受け入れること。

などです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2009年
感想投稿日 : 2021年4月12日
読了日 : 2021年4月12日
本棚登録日 : 2021年4月12日

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