ジャッカルの日 (角川文庫 赤 537-1)

  • KADOKAWA (1979年6月10日発売)
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本棚登録 : 989
感想 : 99
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初版が昭和54年…。
全く古さを感じさせなかった。
アルジュリア問題から発するドゴール大統領とOASとの攻防。
序章で既にドゴール大統領の暗殺計画は全て失敗に終わり、彼自身ベットの上で静かに息を引き取ったと書かれているのでジャッカルの計画も失敗に終わるという事が初めっから判ってしまっている。
にも関わらず「どうなるんだろう?」と第2章からハラハラしっぱなし。
プロ同士(ジャッカルとルベル)のせめぎ合いは静かに進みつつも熱い。切れ味が凄まじい。
違う意味でジャッカルは逃げ切った。と思った。
静かに幕が開け、そして静かに幕が閉じた感じだった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 洋書
感想投稿日 : 2016年10月16日
読了日 : 2016年10月16日
本棚登録日 : 2016年10月16日

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