スモールワールズ

著者 :
  • 講談社 (2021年4月22日発売)
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6つのスモールワールズ。
なんだか既読感というかありきたりな感じもするが。。。

みんな頑張って生きているのだと実感させられます。

もちろん私もなんだけれども。

1章で、大人になったら自由になれると言う女性と
6章で、大人になっても本当の意味では自由になれないと言う男。
色んな意味でどっちも本当だし、大人とは、自由とは。
そしてこの女性と男の自由の意味がきっと違う。

6章すべてに共通することは何かしら複雑な家庭環境。
それは結局、大人たちが作り出したもので。
自由になった大人という人間が次は子どもを苦しめている。


LGBT、流行りのテーマですよね。
特に最近は人間が1つの個体であることを重視し、
女と男という大まかな区切りでの判断はNGという風潮。
ちょっと昔だとありえない発想だけど、
批判の中で声を大にして訴える人達がいるから少しずつ世の中も変化していて。
今を生きる私たちは後世のためにもその風潮を受け入れることが使命なのかもしれないと感じます。


他人を尊重するのも大事ですが、
結局は自分の小世界で生きているので
自身のよろこびや悲しみの感情に向き合って
このスモールワールドで生きていく今日この頃です。


6章すべてテイストが違うのでうまく感想がまとまりません(笑)

イヤミスだったり、その後どうなったの?と気になったり、
短編の良さを味わいました。
初の一穂ミチさんでしたm(_ _)m

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年3月14日
読了日 : 2023年3月14日
本棚登録日 : 2023年3月9日

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