米原万里の「愛の法則」 (集英社新書 406F)

著者 :
  • 集英社 (2007年8月17日発売)
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感想 : 107
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作家、ロシア語同時通訳者だった亡くなった米原万理さんの4つの講演をまとめたもの。この本の表題にもなった第一章「愛の法則」も面白いが、ぼくが一番興味深く読んだのは、第二章「国際化とグローバリゼーションのあいだ」。昨今の大学活性化のキーワードのひとつでもある国際化やグロバリゼーションという言葉が、いかにいい加減なものであるかを、歯に衣を着せずに鋭く指摘している。そうだよなという共感をもって興味深く読んだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 随筆
感想投稿日 : 2014年10月8日
読了日 : 2014年10月8日
本棚登録日 : 2014年10月8日

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