表紙下部にはミセス・レジーラ・ダウディの表記。
見開き左のページに英文、右ページに絵と訳文が記載されている構成。英文をゆっくり読んで、右のページに移るという変わったリズムで読めました。
読み終えて想起したのはトリアーの『Dancer in the Dark』。行き過ぎた信仰心。本人にとっては幸せで、なすべきことをなしたように見えなくもないですが、それは狂気と紙一重で、側から見たら不幸であり、異常ともとれます。
幼子の信仰心も途中から欺瞞がうっすらとコーティングされており、自分は天に昇れる、神に愛されていることを疑わず、他者の行いや書物に書かれている神に関する内容も自己の判断基準によって評価が下される危うさもはらんでいます。皮肉の利いた良いタイトル。
今月中にもう何冊か読みたいと思います。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年4月24日
- 読了日 : 2022年4月24日
- 本棚登録日 : 2022年4月24日
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