きびしー‼︎
就職活動して、1社しか内定がもらえなかったバブル真っ只中の22歳の夏。
そして、中途で就職活動した秋。内定をもらった1社は、会社説明をしている課長が、4本の指に指輪を嵌め、缶コーヒーを飲みながら会社概要を応募者の前で語っていた。
怖かった。そんな会社を垣間見ている瞬間が。
そんな、就職活動にあがき苦しんでいた当時の僕の内面のマイナス感情を、容赦なく炙り出している気がする。
特に、この作品の257ページ以降は素晴らしい。
「逃げ」ようとする自分のずるい心に刃物を突き立てられている気がする。
自分の心に隙ができたと感じたとき、自戒のためにも再読しようと思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年1月7日
- 読了日 : 2023年1月7日
- 本棚登録日 : 2023年1月7日
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