『阿Q正伝』
辛亥革命(1911年)当時の農村が舞台。阿Qは、みんなから馬鹿にされ、地主や腕力の強いものからひどい仕打ちを打けても抵抗せず、勝ちを譲ってやったのだというほど自尊心が強い。逆に、相手が弱いとわかれば、いたけだかに襲いかかる。そんな彼が革命さわぎにまきこまれ、革命党を気どっていい気になっているところを泥棒とまちがえられ、弁解もできないまま、群衆の眼前で銃殺されてしまう。
当時の中国社会を鋭く描いており、自分のことが書かれたのではと疑った人もいたほどであった。
阿Q正伝を読んで、何だか遣りきれない気持ちになりました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外文学
- 感想投稿日 : 2010年12月5日
- 読了日 : 2010年12月5日
- 本棚登録日 : 2010年11月27日
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