キルギス共和国での旅客機調達に係る国際ビジネス経済小説。
旧社会主義時代のマインドセットを多分に残すキルギス人役人の我儘や汚職に振り回される商社マンの物語。
キルギスだけでなくトルコやロシアといった国々・地域の歴史や、それに基づく人々の思考や行動形態も鮮やかに描かれており、読んでいて全く飽きなかった。
国際ビジネスに疎くても、黒木亮氏の各国・地域の記述を読んでいるだけでも十分面白いと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2019年9月15日
- 読了日 : 2019年9月15日
- 本棚登録日 : 2019年9月15日
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