訳者の村上春樹さんがあとがきで語っているように、「人々は生き続けるために、燃料としての記憶を切実に必要としている」。そのことが、1969年にとあるアメリカの大学で青春をおくった若者たちが、31年後7月に同窓会にて集い、その各々の物語を交差させ、新たな燃料とすべく、人生を新たに更新させようとする、再生についての慎ましやかな祈りみたいなお話。
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カテゴリ:
純文学
- 感想投稿日 : 2017年7月1日
- 本棚登録日 : 2017年7月1日
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