クランシーの新シリーズだが
大統領ジャック・ライアンが主役の過去作品とは異なる。民間企業経営者が主役の POWER PLAYS と呼ばれる新シリーズだ。
ミレニアムを迎える年。ロシアはエリツィンの急死により後継者争いが熾烈だった。アメリカでは最大級のテロ事件が勃発。民間企業経営者は剣(ソード)と呼ばれる私設特殊部隊を用いて、事件の黒幕を追い自身の世界規模組織体とアメリカを救う。
テロ発生、犯人捜し、報復攻撃などの時系列に、警察官や企業の技術者等様々な登場人物が絡んでいくのだが、それぞれの描き方が淡泊。つまり、たくさん出てくる割にはそれぞれの人物に語らせるショートストーリーが希薄だと思う。
黒幕も意外性が無いし、エンディングもありきたり。おもしろくない。訳がよくないという気もするが、原作もイマイチなんだろうと思うなぁ。ちょっと期待はずれ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
アクション
- 感想投稿日 : 2011年9月16日
- 読了日 : 2005年11月17日
- 本棚登録日 : 2011年9月16日
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