お菓子とビール (岩波文庫)

  • 岩波書店 (2011年7月16日発売)
3.96
  • (31)
  • (43)
  • (25)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 620
感想 : 42
5

モームが考える愛は出てくるキャラクター個人の尺度や感性で描かれていて、芯がある。だけど美化されているわけでもなく、物語に愛があることが心地良くなる。

お菓子とビールの中でのメインキャラクターであるロウジーという女性はまるでモーム自身が恋しているかのように絶えず描写され続ける。こういう人のことみんな好きだよね〜という気持ちになる。魅力あるキャラクターで、この人のための小説だとすぐわかった。

貴族文化とか差別とか色々あるし、読みにくい部分もあるけど、面白い本だと思う!!でも私はモームを贔屓しているからあまり参考にしないでほしい 好きな人はとことんハマるぞ!!!!!!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年10月16日
読了日 : 2023年10月16日
本棚登録日 : 2023年8月27日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする