老人と海 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2024年1月23日発売)
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老漁師サンティアーゴには、もう84日間も釣果がなかった。幼い頃から老人の見習いをしていたマノーリンは、一人前の漁師となったいまも老人を慕い、生活を気づかう。老人はそんなマノーリンをたのもしく思いながら、まだ自身のプライドも捨ててはいなかった。
翌朝、ひとりで漁に出た老人の釣縄に、巨大なカジキがかかる。そこから、老人とカジキの命を賭けた闘いが始まった。不眠不休の極限を超える死闘のなかで、老人は次第にカジキへの畏敬の念と、強い絆を感じるようになっていく。やがて運命の瞬間が訪れ、満身創痍となった老人に、しかし海は、さらなる試練を課すのだった――。

先日読んだ「傷を抱えて闇を走れ」に、「老人と海」にまつまる問答があったので、初めて読んだ。
小学校国語の教科書に出てくる椋鳩十の「大造じいさんとガン」に重なる部分もあるが、ヘミングウェイの描く老人は、とても人間くさい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2024年1月24日
読了日 : 2024年1月24日
本棚登録日 : 2024年1月24日

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