オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史 1 二つの世界大戦と原爆投下

  • 早川書房 (2013年4月4日発売)
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・西洋が世界の勝利者になったのは、西洋の思想、価値観、宗教が優れていたからではなく、
むしろ組織的な暴力をふるうことに優れていたからである。
・我が国の歴史の中で日本人ほど忌み嫌われた敵はいないだろう(ピュリッツァー賞受賞歴史学者アラン・ネヴィンス)
・原爆被爆者、峠三吉の詩「八月六日」 ”あの閃光が忘れえようか”
・原子爆弾の投下に「これは史上最大の出来事だ!」と喝采を叫んだトルーマンに対してある民主党党員が大統領宛に打った電報
 「無辜(むこ)の人を死に至らしめる兵器に歓喜するなど、かりそめにもアメリカ合衆国の大統領たるもののなすべきことではない。
  喜んだ理由が破壊ではなく、破壊に終止符を打ったことにあると明確にしていただきたい。」
・アイゼンハワー
 私は2つの理由で原爆使用は反対だと言った。
 第一に、日本は降伏する用意ができており、あのような恐ろしい兵器を使用する必要はなかった。
 第二に、私は自国があのような兵器を用いる最初の国になるのを見たくはなかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 2018年12月9日
読了日 : 2014年4月20日
本棚登録日 : 2018年12月9日

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