数学の話かと思ったら哲学の本だった。どっちも真理の追究なので、細かい話にはこだわらないが、読み応えあった!。浮世離れした哲学者による、新入生二人しか受講していてない講義(もちろん架空)の描写。このように小説(対話)の形式で理解を深める手法は、『ソフィーの世界』を連想するけど、ひょっとして哲学では一般的なやりざまなのか?字面を追うだけでなく、腹に落ちるようにゆっくり読み進めたけど、最終講義のゲーデルの不完全性定理は匙を投げてしまった。「実社会で数学は役に立たない」論には反対派だけど、ここまでくると何の役に立つのかね(笑)
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
新書 理数系
- 感想投稿日 : 2015年6月23日
- 読了日 : 2015年6月23日
- 本棚登録日 : 2015年6月17日
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