新装版 銀行総務特命 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2011年11月15日発売)
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感想 : 301
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2021(R3)8.16-8.20

帝都銀行で行内の不祥事処理を任された指宿修平が、銀行内の様々な問題処理に奔走する短編集。

顧客名簿の流出、現役行員のAV出演疑惑、行内の派閥対立など、なさそうでありそうな事件が次々起こる。

事件によっては、その解決の途中で終わる物語もあり、その終わり方は賛否両論だと思うが、個人的には解決まで読みたかった。
特に、『特命対特命』が面白かった。特命の指宿を潰そうとする別の特命がいるなんて、すごい組織だなー。

やっぱりどの職業も、他人に見えているより見えないところの方が圧倒的に多いよな。銀行もまた然りで、タイヘンなこと、いっぱいあるんだろうな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年8月24日
読了日 : 2021年8月24日
本棚登録日 : 2021年8月17日

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