小暮写眞館 (書き下ろし100冊)

著者 :
  • 講談社 (2010年5月14日発売)
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本棚登録 : 5177
感想 : 772
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あまりの分厚さに、これ実物見てたら借りなかったかもと思ったくらいで
前半は「長いなぁ、1話読むのも十分長いなぁ」とややへばり気味でしたが
後半はするする読んでしまいました。
最終話は号泣ですわ。

はじめのほうで蛇足のように書かれていたことが、ちゃんと伏線だったり
そうだったのかと改めて気付かされるところがあったり
よく分からない登場人物も後々ちゃんと絡んできたり。
そうなのか、そうなんだね。
心霊写真のはなしかと思いきや、苦しくてあたたかく切なすぎるホームドラマです。
登場人物も小暮写真館もみんな素敵だー。

ドラマ化するので読みたくなって、ドラマ前に読めなくて
やっと読めたので、これからドラマ見ようと思います。
花ちゃんこと英一がとてもおもしろくて最終話の啖呵もかっこよかった。
神木隆之介くん、好きなので期待してます。

過去と向き合うことで未来に進んでいける。
読み終わって表紙を見ると感慨深い。しみじみ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 宮部みゆき
感想投稿日 : 2013年4月15日
読了日 : 2013年4月15日
本棚登録日 : 2012年12月4日

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