治療がむしろ命を縮めるとしてこれ以上治療の余地がないと理屈で告げる医師と、死ねと言われたも同然だと反発し治療という希望に縋り請うがん患者。がんや副作用の描写が真に迫る。終盤は患者と共に穏やかになるようだった。患者は医師に人間扱いされていないと怒るけれど、患者側の医師の扱いも万能で当然みたいで苦しい。
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2017年
- 感想投稿日 : 2018年10月13日
- 読了日 : 2017年9月14日
- 本棚登録日 : 2018年10月13日
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