前作「ふたりの距離の概算」から文庫版ベースでなんと7年ぶり。自分の読書歴としても5年ぶりの古典部シリーズ。お久しぶり、とわくわくしながら開いたら短編集でした。ううん、長編読みたかったなあと言うのが率直な第一印象。
トリックがすぐ思い当たる作品もありやや物足りなさもありましたが、ラストを飾る表題作でガツンとやられた感じです。うん、持ち前のビターさを存分に残しつつ話が大きく動き出そうとするこの感じ、大作ならではです。
まさに「あとがき」にある通りの位置づけの作品、今後に俄然期待が高まります。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説・ミステリ
- 感想投稿日 : 2020年3月25日
- 読了日 : 2020年3月25日
- 本棚登録日 : 2020年3月25日
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